竹は1年で成竹の高さ15m程に達しますが、建築材として使用するには3〜5年の歳月を要し、身のしまるのを待って伐採します。 当社では繊維が密に安定する成竹6年程の竹を使用します。また、伐採時期は竹の成長時期を避け10月以降に伐採します。
製造工程
1.伐採工程
2.切工程
フローリングは地面から2〜3mの肉厚部分を使用し、所定の長さに切りそろえます。
残りの10数mは竹繊維ボード等の材料に使用します。環境材料と言うことで竹の全てを余すところ無く使用します。
3.縦割・削工程
竹を分割し、表・裏皮面をカットして30mm×5mm程度の角棒に削り、プレーナーをかけて接着面を滑らかにします。
4.煮沸工程(ナチュラル色のみ)
熱湯の中に過酸化水素水を混入して煮沸することにより、脂分・糖分を除いて防菌、防虫を未然に防ぎます。 (過酸化水素は漂白剤や酸化剤として古くから利用されている工業薬品で、消毒剤オキシドールとしてもなじみが深く、 他の酸化剤のように有害な副生物を生成せず、水と酸素に 分解されるので人や環境に優しい)
5.炭化処理工程(ブラウン色のみ)
炭化釜に入れ炭化処理をします。これによりブラウン色に着色。(”いぶす”感じです、芯まで同色になります)
6.乾燥工程
乾燥させ、含水率を8%前後にします。
7.接着工程
平積層・縦積層に貼合わせます。
8.サンディング工程
表面を研磨します。
9.塗装仕上げ工事
表・裏面をウレタン塗装で仕上げます。最先端のUV塗装ラインを使用し、 セラミック粒子の硬化剤(塗装を硬くする)を入れ、表面は、下塗り4回、 仕上げ3回塗りを行います。